08/02/09 マガジン9条
ガンジーの会の
呼びかけている「9の日・9条・ハンストイン」に参加しています。
今日は「憲法9条。知っているヒト
も、知らないヒトも。『マガジン9条』」から気になった記事を紹介します。
◆デスク日記(心
が寒いニュースの中で)
最近の「寒い」ニュースをするどく斬りこんでおられます。いくつかを引用紹介します。
◇日教組の集会を拒否
グランドプリンスホテル新高輪は、「右翼の街宣車の活動によって付近住民に迷惑がかかる」からと日教組の集会への使用を拒否しました。
東京地裁も高裁も「使用させないことは違法」との裁定を下しているにもかかわらず、プリンスホテルは従いませんでした。
筆者・小和田志郎氏は「もう絶対に、このホテルには(系列のホテルにも)足を踏み入れないつもりです。/これを読んでく
れているみなさんにも呼びかけたい。もう二度と、このホテルを使わないで欲しい、と。」と呼びかけておられます。
右翼の攻撃に屈した「プリンス」の名前を忘れずにおきましょう。
消費者の細やかな抵抗運動である「不買(非買)運動」がもっと盛んになっても良いのではないでしょうか?
◇毒入り餃子
国の農業政策とメーカーの責任を指摘されています。
食糧自給率を39%までにしたのは、日本の農業を切り捨ててきたからです。
「地方の疲弊は、道路造りによって立て直すべきだ」と叫ぶ政治家に対して、「地方の復活は、農業政策を見直すことから始
めるべきじゃないのでしょうか。そして、安全な食物を、身近なところから供給できるようなシステムを作るのが、本来の政治ではないのでしょうか。
」といわれいます。
中国産の餃子のパッケージは、全て日本語で表記されていました。つまり日本企業が細かな注文を出して日本向けに作らせている製品だということです。
どの国のどの会社の工場で作っていても「JTブランド」はJTの製品です。
日本企業の責任も問われなければならないと言われています。
当然です。
JTとの冷凍事業の統合を進めていた日清食品の安藤社長は「現状認識が違う。普通、食品会社で中毒事件を起こしたら即座に対応する」とJTを批判し、統
合を撤回しています。
◇岩国住民投票についての橋下発言
橋下大阪府知事(発言時は次期知事)が、岩国市長選挙の自民党推薦候補への応援メッセージで「国の防衛政策に、地方自治体が意義を唱えるべきでない」と
発言していました。
「どんなにひどい基地被害、騒音や衝撃波の被害、アメリカ兵の犯罪などがあっても、それは国家の安全のためだから、お前たちは我慢しなさい、ということ
と同じです。」
「大阪府民に『府はこういう施策を採る。これは、府のためだから、少しは不平不満もあるだろうが、府民は黙って従いなさい』ということに、いずれなりか
ねない。」
◇「つなぎ法案」と腰砕けの民主党
衆議院での委員会で強行採決された道路特定財源の「つなぎ法案」を与党の横暴だと騒いでいた民主党があっさりと与党との合意をしてしまいました。
「相も変らぬ、民主党のていたらく。あっさりと議長斡旋を受け入れ、
今年度内(3月31日まで)の税制関連法案の成立に与党と“合意”したというのです。」
民主党は、元自民党員も、民社党員も、社会党員も飲み込んで大きくなってきました。
「揺れる」のは致し方ないのでしょう。でも、それでは信用できません。
◇ブッシュ最後の教書演説
死に体のブッシュ大統領の最後の一般教書演説を行いました。
自国の情報機関が「イランは核開発を4年前から放棄している」と公表しているにもかかわらず、イランの核武装の恐怖を煽っています。
ブッシュの最後の「大仕事」は、北朝鮮との国交回復。
昨年12月には、悪の枢軸と呼んだ金総書記に対して「親愛なる総書記閣下」との新書を送っています。
拉致問題の解決のための「圧力」などどこにもありません。
「それでも日本政府は、そのアメリカへ擦り寄ります。その路線が、あの給油法でした。」
「もう“独立”しても、いい頃じゃないですかね。」
そうですね。
法政大学の田中優子さんは「日本はアメリカの飛び地ではないか」といわれていました。
そろそろ、アメリカの傀儡政権には退場いただいて「独立」したいものです。
◆薬害で医者の責任が問われていない(子
ども医者・毛利子来の狸穴から)
C型肝炎患者への薬害訴訟が決着しました。
被害者の粘り強い闘いによって@政府は責任を認め謝罪しAメーカーも補償金を負担することになったが、血液製剤を投与した医者の責任が問われていないと
指摘されています。
国が認めた薬剤だから有害とは考えなくても、薬剤を安易にあるいは使いすぎていなかったか?と問われています。
医者の安易な薬の使い方の実例として。
「薬害エイズをはじめとして、MMRに端的に露呈された予防接種の害、そして最近では世界で最も使用量の多いタミフルの副作用など、その例に事欠かな
い。」
「だからこそ、医者を免責してはならない。薬の使いかた全般にわたって、反省してもらわなければならないのだ。」
「この際、血液製剤にかぎらず、全ての薬剤の使いかたについて、きび
しい調査を始めるべきだと思う。」
難しいことは分かりませんが、患者は医者の処方に従うしかありませ
ん。
責任の有無を明確にして欲しいと思います。
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