09/08/16 政権交代と憲法九条
昨
日は、64回目の敗戦記念日でした。先の戦争ではアジア諸国の2000万人を超える人々が、日本人も310万人もの人々が日本軍国主義の犠牲になりまし
た。
この悲惨な経験からわが国は二度と戦争をしないと誓いました。しかし、その誓いは確かなものでしょうか?
総選挙の公示まで数日となりました。
今度の選挙では、自民党・公明党の連立政権から民主党中心の政権に交代することがほぼ確実となっています。
今の政権が酷いから、まだましな政権への交代に期待が高まっていますが、私は「まだましな政権」に不安を感じています。
民主党は代表の鳩山由紀夫氏が改憲論者であり、改憲を叫ぶ人たちを少なからず存在します。
マガジン9条は
「民主党立
候補予定者に聞いた『憲法9条』あなたの考えは?」で、民主党の立候補予定者(269)にアンケートを実施してい
ます。そのうちの60人からの回答を中間報告として掲載されています。
回答者60人の中に「日米安保重視改憲」との選択肢に石田勝之さん、本村賢太郎さん、藤村修さんの3
人の人が近い考えであると回答しています。
社民党が連立に加わるから、改憲の抑止力になるとの説もありますが、選挙結果次第では自民党の亜流の人たちとの連立により社民党がはじき出されることは
ないのでしょうか?
大連立なんと言うことになれば、10年5月18日に「日本国憲法の改正手続に関する法律(改憲手続法)」が施行され、具体的な改憲手続きに入ることが
想定されます。
政権交代、政権交代と浮かれていないで、「憲法9条を守る」という旗を掲げる政党を伸ばさなければ、大変なことになると思うのは老人の考えすぎでしょう
か。
◆田中派完成
田中真紀子氏が民主党に入党したと報じられています。
民主党政権が近づくと政権党の甘い汁を吸おうと人が集まってきます。
受け入れる民主党の懐の深さでしょうが、節操のなさでしょうか?民主党は自民党の旧田中派をほとんど吸収し「『自民党』
田中派」と同義語となりました。
「田中真紀子氏と直紀氏、民主に入党へ」(朝日新聞 09/08/15)
◆民主党議員も靖国参拝
敗戦記念日に靖国神社に44人の国会議員(前職の衆議院議員を含む)が参拝したそうで
す。
その中に「民主党からは松原仁前衆院議員、前田武志、羽田雄一郎両参院議員ら4人が参加
した」とあります。
「靖国、衆参44議員が参拝 閣僚は野田担当相のみ 首相、鳩山代表の姿なく」(産経新聞 09/08/15)
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