09/12/20
身辺雑記
この頃、思うこと
などを書きおきます。
年が押し詰まっている時期に、私の見知った人たちの労働争議の話題が続いています。
一つはパナソニック(旧松下)プラズマディスプレイに請負会社の社員として働いていた男性が、偽装請負を大阪労働局に告発したところ一時は期間工として
パナソニックと直接雇用されましたが、その後5ヶ月で雇い止めをされた不当解雇訴訟で最高裁は、派遣先との間に「黙示の労働契約」があると地位を認めた大
阪高裁判決を取り消す判決を出しました。
争議をしている知人の集会でこの事件の原告らの話を聞いたことがありました。「偽装請負:解雇無効上告審 雇用認めず 派遣元との契約「有効」−−最高裁初判断」(毎日新聞
09/12/19)
もう一つは、ビジネスホテルチェーン東横インのフロント担当の労働者が休憩時間も取れないで長時間勤務を強いられ未払いの賃金を支払うように求めて裁判
所に提訴しました。他にも人格を侵害されたとの主張もしているそうです。
このホテルの噂は時々聞いていましたが、あまりにも人間を馬鹿にした労務政策に労働者が堪りかねて行動を起こしたようです。「『休憩なしで賃金未払い』東横イン従業員らが2600万円請求提訴」(産経新聞 09/12/17)
新政権になって労働者派遣法の改正に案が取りまとめられているようですが、労働者派遣法は原則廃止すべきではないかと思っています。製造業への派遣を禁
止してもそれは03年の改悪以前に戻るだけです。労働者を使いたい時に使いたいだけ使うという人間の尊厳を損なうような根源的な部分に踏み込めば廃止しか
ないと思います。
悪条件の非正規労働者を雇うことは、正規雇用の社員の労働条件も悪くしているのです。「まだ下がある」という封建時代のような差別を前提にした社会が
あってよいのでしょうか。
さて、話は変わりますが、飲酒癖というか、アルコール依存症というか、毎日酒を飲みたくなる、酒を飲まないと落ち着かな
い状態が続いています。飲めば自己嫌悪に陥る、深く酔えば深い自己嫌悪に陥ります。飲酒、自己嫌悪の繰り返しの毎日です。
働かない人間がのんびり酒など飲んでいるのかと罪悪感にも襲われます。
このまま破滅しそうな怖さもあり、どのように改善したらよいのかわからずにいます。
山頭火のだらしなさに同調してばかりして、こんなだらしない男もいたのだといくらか救われたような気になり一時凌ぎにはなるのです。
◇酔へばいろいろの声が聞こえる冬雨
◇酔へばあさましく酔はねばさびしく
◇酔ひたい酒で、酔えない私で、落椿
因みに今日は3月の入院以来の断酒をしています。
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