09/12/22 エコロジーって
今日は冬至、冬至
の句は読めませんでした。柚子風呂にも入らず、南瓜も食わず何もない冬至でした。まったく季節感のない生活を送っています。
タバコ税の増税が決まった?そうです。
政府税制調査会がタバコ税の増税などを首相に答申し閣議決定されるそうです。(閣議決定で税率が正式に決定する訳ではないでしょうが)
政府内でも「5円の引き上げは大きすぎて、かえって税収が減ってしまう」との声があると報じていますが、この「政府内
の」人間と報道は大馬鹿ものではないでしょうか?「たばこ1本、5円値上げ 政府調整」(日経新聞 09/12/22)
日本は国際条約「たばこ規制枠組条約」を批准している国です。
条約の第6条(たばこの需要を減少させるための価格及び
課税に関する措置)2項aに「たばこの消費の減少を目指す保険上の目的に寄与するため、たばこ製品に対する課税政策及び適当な場合には価格政策を実施する
こと」と規定しています。
たばこ規制枠組条約が目指すのは喫煙者ゼロ、すなわちたばこによる税収ゼロの世界なのです。それをわかって批准している
のではないでしょうか。
近頃、「温暖化」「エコ」などという言葉が商業主義に利用されていると思います。
前にも書きましたが、私は地球の温暖化を含む気象変動が十分に理解できずにいます。
地球の誕生は46億年前、人類の誕生は700万年前といわれています。そして気象観測が始められたのは数百年です。(夫々の定義には諸説あるそうです)
誤解を承知で時間を距離に置き換えてみます。
JR東海道本線の東京駅を起点にして460km(46億年)は彦根駅付近とすると、人類誕生の700万年前は有楽町辺り、気象観測の始まりを200年前
とすると僅か2cmです。指一本にも満ちません。
<気象観測>
<人類誕生>
<地球誕生>
東京←有楽町←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←彦
根
|←−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−460km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−→|
|700m|
||
↑2cm
何が言いたいのかわかりにくいのですが、高々数百年の観測結果で温暖化と騒ぐのはいかがなものでしょう。(南極の氷を調べると40万年前まで気象の変動
がわかるそうです)
しかし、CO2は人間の生産活動により作り出されていることは間違いのないことですから、CO2の垂れ流しには反対です。
CO2を出さないためにできることを考えて見ます。
◆自分ですること、いや、なるべくこうありたいと思うこと
◇物を買わない
1970年代の生活レベルを戻ること。
マスコミに踊らされて不要なものは買わない。「できるだけ」買わないようにする。
◇繰り返し使う、大事に使う
修理ができる、修理をしてくれる物を買い、大事に使い修理をしてもらい使うようにする。
◇なるべく地場産品を
輸送コスト(化石燃料)を使うことが少ない地場で生産されたものをなるべく買って消費する。
◇自動車を持たない
いくら燃費を節約しても、いくらCO2の排出を抑制したとしてもあのサイズの物体を移動させるエネルギーは相当のものでしょう。電気自動車であっても燃
料電池車であっても公共交通機関に比べれば多くのCO2を撒き散らしているでしょう。
ちなみに私は運転免許の更新をしていません。
◇公共交通機関を使う
公共交通機関があるのなら公共交通を使う。公共交通がないところに行きたいときは自転車を持って出かけます。
不便を楽しむような生活がしたいと思っています。
すべてのことができているわけではありませんが、なるべくこうありたいと思っています。
◆社会システムとして取り組んで欲しいこと
◇モーダルシフト
人や貨物の輸送を航空機や自動車から、鉄道や船舶に転換することによってCO2の排出を抑制するなどモーダルシフトを進めて欲しい。
◇自動車の取得、保有に課税
自動車への課税を徹底して欲しい。
公共交通機関の整備された地域に住む人の自動車の取得、保有には高い税金をかけて欲しい。公共交通機関のない地域に住み人やハンディキャップを持つ人の
車の所有には課税しないような税制を作って欲しい。そのためには政治が大企業である自動車産業から独立する必要があります。
◇高速道路でなく鉄道網の整備を
自動車産業のための道路整備ではなく、環境にやさしい鉄道網の整備を促進して欲しい。高速鉄道よりも地域ローカル線の整備を。
◇空港は要らない
高速道路の整備と同じように空港の整備も要らないというより、この狭い国土に100近い空港は要らないでしょう。空
路の整備より鉄道網の整備を。
◇火力、原子力より水力など自然エネルギーによる発電への
転換を
ダムが不要だとの風潮ですが水力発電は環境にやさしいエネルギーです。核エネルギー、化石エネルギーより水力、風力、太陽光、波力など自然エネルギーへ
の転換を図って欲しい。
◇容器のリターナブルを進める
特に水物の容器はリターナブル(回収再使用)なものに変えること。
70年代、80年代には当たり前であった瓶入りの飲み物が、今ではほとんどペットボトルや紙パックに変わっています。物の原材料、輸送費の効率化のため
に化石燃料や森林資源をむやみに使ったのです。リターナブル、リユース(再利用)を進めてほしい。消費者も我慢してそのコストを負担する覚悟を持ちましょ
う。
他にもあると思いますが、右肩上がりの「成長」を神話のように崇めるのはやめにしましょう。
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