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09/12/23 こんな男にもノーベル「平和」賞

 今日は天皇誕生日 です。一人の人間の誕生日が国民の祝日となるとは前近代的なことです。偶像崇拝のようで半島の将軍様と同じように見えます。嫌な気分の一日でした。

 
オバマ・アメリカ大統領のノーベル「平和」賞受賞記念演説は、言い訳ばかりで「平和のための戦争」だなんて詭弁を持ち出すなどがっか りしたと前に書きました。
 先週のマガジン9条の巻頭コラム「今週の『マガジン9条』」は「オバマ大統領は、なぜノーベル平和賞を辞退しなかったのか」と書いています。

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 <私はまだ、この受賞には価しない。しかし見ていて欲しい。私は必ずや、アフガニスタンに平和をもたらし、核なき世界への道筋を示してみせよう。受賞に 価する政治家として、私は変わらぬ努力を続けることを固く決意している。その日が来るまで、私はこの賞を辞退する。戦火を止め、平和と核なき世界が実現し た暁に、私が笑顔とともにこの場へ戻ってくることを、今、みなさんに約束してこの場から去りたいと思う。>
 というような辞退演説をして、オスロ市庁舎前から去って行くべきだったのです。オバマ大統領がどんなに「アフガンの平和のため」と力説したところで、 「正しい戦争」など絶対に存在しないのですから。
 ノーベル平和賞への信頼は、佐藤栄作元首相の受賞で一度地に堕ちています。例の核密約が、そのことを今になって証明してしまいました。今回のオバマ大統 領受賞で、賞の政治性への疑問はさらに高まったというしかありません。
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 さて、我が国のノーベル「平和」賞受賞者である佐藤栄作元首相は「平和」賞に値する人間でしょうか。
 沖縄返還にあたって非核三原則を適用させたことなどによりノーベル「平和」賞を受賞しています。その佐藤元首相がアメリカと交わした核持込を容認する文 書の現物が見つかったそうです。
 姑息にも「公式」な文書を「私的」な文書に摩り替えるために故佐藤栄作宅に保管されていたとのこと、アメリカには公式な文書と言い、国内では万が一存在 が明らか になったときにも「私的」な文書と言い逃れするように仕組まれていたのです。

 こんな売国奴にもノーベル「平和」賞とは噴飯ものです。

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 英文でタイプされた文書には、両首脳の署名もある。再持ち込み先として、日米合意で普天間飛行場の移設先とされた辺野古をはじめ嘉手納、那覇などの地名 も挙げられている。極秘とすることも念押しされている。その生々しさには息をのむばかりだ。
-----------------「沖縄核密約―署名文書発見の衝撃」(朝日新聞 09/12/23)

 佐藤元首相以降、麻生太郎前首相までの自民党政権は「核密約はない」と国民に嘘をつき続けてきました。
 歴代の総理大臣と外務省は糾弾されるべきだと思います。政権が代わるとはそういうことではないでしょうか?

 酒に飲まれて論理的な考えができません。今日は中途半端で終わります。

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