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10/03/21 嘘吐きの棲む国

 4週間ぶりの休 日、2時に起きだして今日やりたいことを思い浮かべて見る。
 まず部屋の掃除をしなければ、暖かくなって着るものはあるかしら、家の用事も捌かさないと、図書館にも美術館にもいきたいな、そうだ明るくなったら天王 山に登ってくるか、夕方からは知人に誘われたBIGINのコンサートに、コンサートに出かけるのは久しぶりだ、そうそう自転車のメンテナンスもしておかな ければ、、、久しぶりの休日の朝のこの時間は至福の刻である。

  核兵器を搭載したアメリカ軍の艦船の日本への寄港、いわゆる核持込の密約について国会で参考人質疑が行われました。
 外務省「機密漏洩」事件で罪に問われ、山崎豊子さんの「運命の人」のモデルである元毎日新聞の西山太吉さんの発言は重みのあるものです。

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 報告書が沖縄への核再持ち込みを密約ではないと言い切っているのは誤認だ。米国は日米のトップが実名で署名した文書は、両国政府の合意事項であるとの認 識だ。仮に日本で引き継ぎがなかったと言っても米国には何の影響もない。また、財政の密約問題は項目ごとに分析しても仕方ない。米国の最高方針に基づいて 分析しないといけない。思いやり予算は78年4月から始まったのではなく、72年の沖縄返還に伴う6500万ドルの米軍施設改良工事費から始まった。毎年 の新たな負担であり、最も国民が知らないといけないという意味では最大の密約であった。
--------------------------「日米密約:衆院外務委参考人質疑 詳報」(毎日新聞 10/03/19)

 岡田外相は未だに「核兵器の持込はない」と言っています。
 また、当時の外務省条約局長が、密約に関連する重要文書のリストを藤崎一郎北米局長(当時)に送付したと証言しています。藤崎氏は現在の駐米大使で、普 天間基地の返還問題でクリントン国務長官に呼びつけられ辺野古への移転を即時履行するように言われたと狂言の記者会見をした男です。

 その藤崎大使は、「定かな記憶がない」と言っているそうです。
日米密約:リスト、定かな記憶ない−−藤崎駐米大使」(毎日新聞 10/03/20)
 虚言癖に、健忘癖でもあるのでしょうか?
 これらの密約文書を意思を持って破棄した公務員がいるのです。

 核兵器持ち込み密約については、共産党の不破哲三さんのインタビュー記事がわかりやすくまとまっています。「核密約と手を切り「非核の日本」の実現を」(しんぶん赤旗 09/08/03)

 政権の座から転がり落ちた自民党政権末期の内閣官房機密費を2.5億円もネコババした川村建夫官房長官の罪と同じように、今まで国民と世界に嘘を吐き続 けた政治家や官僚は罰せられなければならない。過ちを繰り返さないために。

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