10/04/24
「移設」ではなく「返還」だ
相変わらず思いつ
くままの雑多な書き込みです。
先週は徳之島で島民の6割を超える人が「アメリカの基地はいらない」と集会を開きました。明日、沖縄県では「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移
設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会」が10万人規模で行われます。またそれに呼応して全国でも連帯する集会が開かれることになっています。
先週、今週の「マガジン9条」に「沖
縄に訊く」という連載がされています。
普天間基地の地元・宜野湾市の伊波洋一市長、元沖縄県知事・大田昌秀さんらのインタビュー記事が掲載されています。
「最初にはっきりさせておきたいのは、普天間基地は『返還』であって、決して『移
設』ではないということです。」(伊波洋一氏)
1995年のアメリカ兵による少女暴行事件での沖縄県民の怒りを鎮めるために普天間基地の「返還」が決められた。伊波市長は、アメリカは海兵隊の部隊と
家族をグァムに移転する計画だったのに日米交渉の結果、辺野古に代替基地を日本の負担で作ることになったといわれています。
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沖縄に新しい基地を建設することになっても、アメリカは1円も出しません。米側の資料には「グアムには移るけれど、日本から財政的支援を受けながら沖縄
での長期駐留用基地を保障されるという、最良の環境を日米間の交渉でうまく作り上げることができた」というようなことまで書かれています。日本丸抱えで新
基地を建設してもらえる。その上に財政支援まで約束される。アメリカにとって、こんなおいしいことはないでしょう。アメリカが日米合意にこだわるのは当然
です。
-------------------(伊波洋一氏)
「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を明記した憲法を持つ日本に軍事基地はいりません。その根拠となる軍事同盟もいりません。
最近のマスコミの報道のほんの一部ですが普天間基地問題を「日米同盟重視」一辺倒の意見から「国内移設なき返還を」という意見が取り上げ
られるようになってきました。
明日の沖縄での県民集会が成功し、普天間基地が無条件に早期に返還されますように。
思いつくままに。
◆
騙されない
権力を失った泥船の自民党を逃げ出す政治屋どもが後を絶ちません。こんな輩が耳障りのよい言葉を並べて議席を掠め取る算段をしていますが、去年の夏に国
民の信を失った自民党の亜流でしかありません。
また、民主党は夏の参議院選挙の候補者にマスコミに露出の多い芸人らを担ぎ出そうとしています。相変わらず有権者を馬鹿にしたやり口だと思います。
このような目くらましに騙されてなりません。
◆タレント候補
今までなら、自民党の専売特許のように思っていたタレントの担ぎ出しを民主党が盛んに行っています。票集めの客寄せパンダとなる人は誰も「社会の役に立
つように・・・」と口にして「無党派層」という人たちの票を掠め取り自分が「議員」になりたいだけのように思われて憐れです。
◆サイクリングビジネス
何でも商売にする輩がいるものです。
淡路島一周サイクリングというツアーがテレビで紹介されていました。昨年の北海道・大雪山系でのツアー登山客の遭難事故を思い出しました。
◆女優
先日紹介した映画「い
のちの山河」で印象に残った女優さんの名前がわからなかったのですが、深澤晟雄の
母親を演じていたのは阿部百合子さん、保健婦役は浜菜みやこさんだったようです。
◆俳句
「清水哲夫『新・増殖する俳句歳時記』」というサイトでは1日1句俳句が解説文とともに紹介されています。
今日(24日)は蜂巣厚子さんの
<朝寝して頬に一本線の入る>
という句が紹介されていました。この句は4月19日付け朝日俳壇の入選句です。
この句を新聞で読んだとき「一本の線」とは枕の痕が付いたのかと思い、どこが良いのかわかりませんでしたが、松下育男さんは次のように書かれています。
読み手の格の違いを思い知りました。
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季語は「朝寝」、春です。このところのあたたかくなった陽気につつまれて、いつまでもぐずぐずと布団の中にいることを言うようです。でも今日の句、いつま
でも布団の中にいることには、なにか別に理由がありそうです。頬に一本線が入ったというのは、まちがいなく涙の流れた跡でしょう。
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