10/10/25 一人一票
 初めてのペイディ
が休みと重なったので、久し振りに天神橋筋７丁目の蕎麦屋たかまに行ってきました。お昼過ぎでおばさんのグループでいっぱいですが空い
ていた隅の席に座れました。
盛り蕎麦１枚を注文し、焼酎の蕎麦湯割りをチビチビやりながら蕎麦の出てくるのを待ちます。ここの盛り蕎麦は白くて冷麦ほどに細いすっきりと美味しいも
のです。
締めて１６００円、ペイディのささやかな贅沢でした。
しばらくテレビを見ない間にセントラルリーグのクライマックスシリーズで、ドラゴンズがジャイアンツを圧勝しいよいよ日本シリーズでマリンズとの戦いに
臨むことになりました。
ところが今年の日本シリーズの１、２戦はテレビの地上波では放送されないそうです。タイガースやジャインアンツ戦でも放送しなかったのでしょうか？
マスコミからの評価が低い２チームの対戦ですが、楽しみにしているファンもいます。がんばれ両チームナイン。
昨日の東京新聞に
「『一人一票』の理想へ 週のはじめに考えるに」と題する社説が掲載されていま
した。
７月の参院選では高知県の当選者は十三万七千票、神奈川
県での次点六十九万七千票で当選できなかった。神奈川県に住む有権者の１票は高知県の有権者の五分の一（０．２票）の価値しかなかったのです。
「一人一票実現国
民会議」というＷｅｂサイトでは自分の住む選挙区の１票の価値が検索できます。ちなみに私の住む地域では衆議院選挙では０．６８票の価値しかな
く、参議院選挙では０．２１票の価値しかないのです。
来月には参議院選挙の一票の格差訴訟が東京高裁で判決
が、衆議院選挙の訴訟は最高裁で審理されるそうです。
５倍もの格差が放置している、格差を是正しないで放置しているのは誰でしょう。
アメリカでは連邦最高裁が１９８３年に、ある州の下院議
員選挙での１．００７倍の格差を違憲無効との判決の例があるそうです。
一票の格差訴訟で違憲判決を出さない裁判官の中には「格差がなくなれば、地方の議員数が減り、地方が不利になるとの懸念
も生まれかねない」との懸念を示す人もいるそうです。
０５年の衆議院議員選挙の一票の格差を問う判決は「合
憲」判決が出されましたが、「憲法に違反する」との反対意見を書いた当時の最高裁判事の泉徳治さんは下記のように話しています。
「過疎化問題などは政策課題であり、選挙制度とは関係な
いことです。むしろ地方の議員は少ない票に安住し、多選が可能です。国会議員は憲法で定められた全国民の代表という視点を忘れているのではないでしょう
か」
「一人一票実現国民会議」は一票の格差訴訟で「合憲」として最高裁の裁判官に国民審査で「×」をつけようという運動をされていますが、私はそれ以上に解
決しなければならない大切な問題（小選挙区制の廃止）があるように思います。
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