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11/01/05 年初め
  遅まきながら、新しい年がみなさんにとってよい年になりますようにお祈りいたします。
 子供のころは、大晦日と正月の間には大きな段差があったように思います。ところが齢を重ねるほどに大晦日と新年に大きな段差などなく、ただ12月31日 の次の日 が1月1日というだけのこと。今年は節料理もなく雑煮もなく、晦日も元日も仕事という貧乏人に相応しい正月でした。

 さて、年末年始に感じたことなどを書き連ねて見ます。


◆俳句
 12月の現代俳句協会のインターネット句会に私が
投句した俳句もどき5句は、2点1句、1点1句、選外3句と散 々な結果と なりました。

 ◇
母はまた小さくなりて初時雨 2点
 ◇粧いを落としつつ山眠る    1点

 私の選句した句も最高が3点と、俳句を読む力もないことが証明されました。
 高得点句を見ていると素直に読まれた句が多く、私も素直にならなければと思うことしきりです。

 私が選んだ句のひとつ。
 ◇凍蝶や見果てぬ夢を抱きつつ    恵子


◆就職難
 11年3月大学を卒業する学生の就職内定率が11月末現在60%に満たないとか、
完全失業者が300 百万人を超えているとか若い世代にも、老いたるものにも暮らし難い世の中です。
 Twitterでどなたかがつぶやいていました「子ども手当てなど要らないから、子どもを預ける保育園を作り、お母さんが働ける仕事を作ってほしい」 と、切実なそして当たり前の願いではないでしょうか。
 施しような金で暮らすより、働いて稼いだ金で暮らすことのほうが真っ当な社会ではないでしょうか。人間らしい生き方ができない世の中です。

 就職難が労働者の働く条件を悪くしています。
 正規雇用者は、非正規雇用よりマシと労働条件を削られ、非正規雇用の労働者は仕事があるだけマシと劣悪な労働条件で働かされています。外国から来た労働 者はそれより悪条件で働いているのではないでしょうか?

 犯罪が起きて当然、軍隊に入る若者がいて当然の世の中です。


◆福袋
 欲しいものなら少々高くても手に入れるが、要らないものはお金を貰っても要らないなど、若者を中心に価値観が多様化したといわれる現在ですが、小売業界 では福袋商戦が盛況のようです。
 私の周りには福袋を買い漁る人はいませんが、テレビでは徹夜で並んで買い物に走る人々が映されtいました。物が足りないのか、金が余っているのか、マス コミが煽るからか馬鹿なことです。

◆テレビ
 正月のテレビは何時もに増して馬鹿馬鹿しい。
 「一流」の大学を出た人たちが視聴者を馬鹿にしているとしか思えないような「二流」「三流」の番組を作って垂れ流しています。
 テレビ局に働く人に良心はないのでしょうか?

◆危うさ
 昨年末にマスコミを賑わせたAPF通信社の山路徹さんの女性タレントとのスキャンダルは馬鹿馬鹿しいことですが、スキャンダルが本質を隠す役割を果たし ているような気がします。
 京都で山路さんの話を聞いたとき、刑務所に収監されている鈴木宗男元衆議院議員のことを高く評価していたことに
彼や彼ら に危うさを感じていました。

 鈴木前議員を過大に、人権や報道の自由を守る人であるよ うな話に違和感を感じたのは、鈴木前議員の汚職事件を国会で取り上げ、国が国後島に建設した「友好の家」(緊急避難所兼宿 泊施設)が「ムネオハウス」と呼ばれているなどと追及した共産党の佐々木憲昭さんのホームページに「人として許せないことがある」と鈴木前議員が人を人と思わない人物であると書かれていたことを読んでいたから です。

 その見出しは以下のとおりです。
◇議員の前で外務省職員に土下座をさせた
◇外務省職員に暴力をふるった
◇「俺が取ってきたカネだ」と詫び状を書かせた
◇政治資金で青山の鈴木豪邸を建てた

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