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11/05/16 子どもを守る
 昨日は沖縄復帰 39年、在日米軍の75%が沖縄県に集中している現実は変わりません。沖縄の人は「強請りの名人」「ゴーヤも作れない」などと差別発言で更迭されたアメリ カ国務省の前・日本部長が民間人として首相官邸を訪問したなどと報じられていることに民主党政府の胡散臭さを感じてしまいます。

 さて、福島第一原発の未必の故意による事件は相変わらず混迷を深めています。1号炉がメルトダウンをしていたのは震災・津波の数時間後であったなどと今 日の新聞で明らかになっています。
 「炉心溶融」「メルトダウン」が事故発生以来タブーになっていたのに、そのころ現実の「炉心溶融」も「メルトダウン」も起こっていたとはブラックユーモ アです。

 東電は意図的に事実隠しを行っていると思っていましたが、こんな情報に接すると原子炉という化け物はもう東電にコントロールできない状況になっているの かと思います。(一部では事実隠しを続けていることですが)

◆ 子どもを守るために放射能で汚れた野菜や魚は老人が食べよう
 大阪・十三(じゅうそう)の第七藝術劇場(七藝:ななげい)は、メジャーではないが良質の映画を上映する映画館でよく利用しています。そ の七藝が月に一度「7gei-spirito」と名してゲストスピーカーを呼んで話を訊くというイベントを行っています。一夜限りのイベントで中々参加で きませんが、5月のゲストはいま注目の京都大学の原子炉実験所の小出さんでした。
 行けなかったのですが、ニコニコ動画で中継、録画(原発『安全神 話』溶融
が見られると知り、早速見てみました。

 小出さんの話しで気になったのは「子どもを守る」ということでした。

 赤ん坊や子どもは活発に細胞分裂を繰り返して成長している。放射線の傷ついた遺伝子もどんどん増えていく。方や老人は
子 どもたちに比べると細胞分裂も少ない。
 そのようなことから年齢の低い子どもほど「放射線感受性」が高く、老人は低いと表現されているようです。要するにある被曝量当たりのがん拠る死者の数は 0歳児は30歳の人の4倍から5倍、老人は大人の80分の一だそうです。

 そして何より赤ん坊や子どもたちに今の原子力を選択した責任は絶対にない。子どもを放射線から守らなければならない。
 福島で採れた野菜や魚が放射能で汚れているからと捨てるようなことは決してしてはいけない。放射能の感受性が鈍くなっている年寄りが率先して食べる、子 どもたちには放射能で汚れていないきれいな食物を食べさせるような仕組みづくりが必要です。

 福島の子どもだけ10倍もの放射線を浴びていいとはどういうことでしょう。
 先の小出さんの話をぜひ訊いてください。

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