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11/11/27 そうだ選挙、行こう
 今日は大阪府知事 選挙の投票日です。私は期日前投票を済ませています。
 私たち貧しいものに与えられた重要な「力」のひとつが選挙権です。多くの先人たちの血と汗と涙で獲得された権利を有効に使いましょう。
 民主主義を守るために、私と政治的信条をことにする人にも是非投票に行ってほしいと思います。

◆政権公約を破り続ける民主党
 民主党は09年の総選挙時に国民と約束した政権公約(マニフェスト)をまるでなかったことのように次々と破っています。
 中でも許せないのは派遣法の改正です。
 09年マニフェ スト(PDF)で下記のように書いています。

製 造現場への派遣を原則禁止するなど、派遣労働者の雇用の安定を図る

 「行過ぎた規制緩和を適正化」すると極々当たり前のことをすると約束したのです。
 それが、このほど民主、自民、公明と合意した改正案では、製造業への派遣禁止を3年後に先伸ばしするなど大企業に奉仕するものでしかない。民主党の政権 公約を信じて投票した選挙民を愚弄するものです。

 東京新聞の11月19日付けの社説「派遣法改正案 骨抜き修正は禍根残す」は下記のように結んでいます。

  派遣という働き方が問われたのはリーマン・ショックの時だ。失職したとたん仕事も住居も失う。全国に出現した“年越し派遣村”は大問題となった。不安定雇 用の削減・解消が大切なのだ。
 派遣会社の中には禁止業務である建設現場に労働者を送り込んだり、データ装備費と称して多額の手数料を徴収するなど違法・不法行為が目立っていた。
 製造業への派遣禁止は残すべきだ。すでに自動車など主要企業は派遣から期間工採用など直接雇用への転換が進んでいる。
 連合が修正案を容認する姿勢を打ちだしたことは残念だ。これでは「すべての労働者の処遇改善」のスローガンが色褪(あ)せる。

 連合などという労働組合のナショナルセンターは何十年前から経営者に擦り寄るという歴史を繰り返してきましたが、こういう場面での本性を憶えておかねば なりません。

 民主党はこのような法案を国会に出す前に、解散総選挙を実施すべきだと思います。
 消費税増税の法案が通ってから信を問うなどと馬鹿首相は言っていますが、彼は民主主義をどう理解しているのでしょう。

◆福島県産米
 福島県産の米からセシウムが「暫定基準値」を超えて検出されたそうです。
 被曝地の農産物が放射能で汚染されていることは当たり前のことです。「暫定基準値」などと「以下は安全、以上は危険」などとあいまいな「基準」を設定し ているだけで、「暫定基準値」に意味があるわけではありません。
 放射能で汚れたものは「全て危険な食べ物」なのです。

 風評被害を避けるためにも、全量検査、全データの公開がされなければなりません。当然、その費用は東電の費用で。

◆マスメディア
 ブータンの国王夫妻が来日していた先日、国内の報道はどこもかしこもブータンヨイショの報道ばかりでした。
 国王は国民から慕われている、国民総葬幸福量(GNH)を目指す国だとか。。。

 しかし、11月24日の毎日放送の「た ね蒔きジャーナル」という番組で、ブータンを追われたインドやチベットに流出した難民が10万人以上もいるということを知りました。ちなみにブー タンの人口は69万人余りだそうですから、およそ15%にも上ります。

 アフラ・ ジャパンという団体が難民支援活動をされています。一読を。

 ブータン国王の来日報道を見ているとまるで体制翼賛報道のようでした。

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