12/09/29 原発がゼロになるまで
昨夕は定例の関電本店前での「大飯原発即時停止」などを求める抗議デモに参加しまし
た。参加者数の主催者(呼びかけ人)からの発表はありませんが、いつもより少なめのようですが、全国100ヶ所ほどで同様のデモが催されているそうです。
点が線、線が面に広がっています。
寒さの残る3月末に首相官邸前で始められた抗議デモも秋風が吹く季節になってしまいました。原発がゼロ位なるまで、一人になっても形は変わっても抗議の
デモは続けたいと思う。
そんな、私の決意とは裏腹に、電源開発が大間原発の建設再開を決めました。関西電力
は電気が余っているにもかかわらず大飯原発を止めるではなく美浜、高浜の再稼働を画策しているそうです。
福島第一原発の事故原因も明らかになっておらず、毎日毎日放射能を垂れ流している状態で原発を動かす人たちの気がしれません。
政府は「2030年に原発ゼロ」を言い始めましたが、財界やアメリカの意向に逆らえ
ず反故にしました。
昔、共産党の綱領を勉強したことがありました。
「アメリカの対日支配は、明らかに、アメリカの世界戦略とアメリカ独占資本主義の利益のために、日本の主権と独立を踏みにじる帝国主義的な性格のもので
ある」
「国内的には、大企業・財界が、アメリカの対日支配と結びついて、日本と国民を支配する中心勢力の地位を占めている」
これらの記述が正しいことが毎日毎日明らかにされています。
先日、YouTubeで
大飯原発再稼働に賛成の議決をしたおおい町・町会議員宅への糾弾行動を見ました。彼らの主張は「3.11以前は『安全神話』が信じられていたから、福島第
一の地元自治体は被害者であるが『安全神話』が崩れた今、再稼働をすることは加害者になることだ」という。右の人たちだって、反原発を叫んでいるのです。
原子力規制委員会は原子力を「規制」するのではなく「特定の主義主張」を持つからと、しんぶん赤旗を記者会見から排除するなどと馬鹿げたことを決めまし
たが、それに抗議したのは大手メディアでは東京新聞だけだったそうです。
メディア、メディアで働く労働者が挙って抗議の声を挙げなければならない問題にだんまりを決め込むことは許せません。
福島産の野菜が売られていることについて書きましたが、その後スーパーの野菜売り場を数件見て回りましたが、福島産と表示している方が未だマシ、多くは
産地を表示していないのでした。
日本の食べ物の放射能汚染の基準値は下表のように驚くほど緩く設定されています。
出典:http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html
この「暫定」基準値をクリアしていれば、「食べて応援」となるのです。
WHO基準 |
10
|
ベラルーシ(子供) |
37
|
ウ
クライナ(野菜)セシウム137
|
40
|
ア
メリカ法定基準
|
170
|
日
本暫定基準(野菜)ヨウ素131
|
2000
|
日
本暫定基準(野菜)セシウム137
|
100
|
※単位はベクレル/kg
科学的根拠もないものを、政府や東京電力の「罪」=「加害責任」を小さく見せるために「基準」とし、国民に毒を食わせているのです。
サリンをばらまけば死刑、放射能をばらまいても罪には問われず高給で天下りとは狂っています。
最後に、領土問題について日本政府の考え方は「日中間に領土問題は存在しない」という立場を主張してきましたが、無能な野田が石原に煽られて尖閣諸島を
国有化したために、国連の場でも日中間に「領土問題が存在する」ことを世界にアッピールすることになりました。まったくどうしようもない男です。
|
|