Google
WWW を検索 残日録内 を検索
←Back Haiku  Photo Mail Archives Twitter Next→

13/03/01 反原発抗議行動と妨害
 3月になりました。
 311から三度目の忌日が巡ってきます。今も高線量の被曝環境のなかで収束に向けて多くの労働者が働いています。先日も「体調不良」を訴えた労働者が死 亡したとネット上では伝わってきますが、マスメディアではどう報じられたいるのでしょうか?

 安倍首相がアメリカのオバマ大統領と会談しました。TPP参加交渉への障害はなくなったとマスメディアは報じていますが、本当にそうなのでしょうか?

 今回の訪米では両首脳とも時間の余裕があったものの晩餐会はなし、昼食を挟んで1時間30分ほどの会談で会談後の共同会見もありませんでした。
 元々安倍首相は1月中に訪米したかったのですが、2月にズレ込み夫人の同伴も断られたそうです。ポチが思っているほどご主人様はポチのことを気にかけて いない。なんでもいつでも云うことを聞くポチでしかないようです。

 国内のマスメディアが訪米の「成果」ばかりを強調しています。オバマ大統領が安倍首相を「冷遇」と報じるのは中国メディアだけだとも言っています。どち らが正しい報道でしょうか?

 26 日の「原発ゼロ上牧行動」に参加しました。呼びかけてくれる人の人柄が偲ばれるような極めて穏やかな抗議行動です。
 今回は3月2日に高槻市で行われる映画「フタバから遠く離れて」の上映会の案内ビラを 配るのが主たる目的でした。

 雨催いの空模様の中、ビラを配っていましたら、チンピラ風の男が二人、後からワンボックス者からも3人、4人とトラメガの音量を上げて口汚く罵ってきま した。
 「いくらもらってやっているのか」
 「反原発は人殺し」
 「朝鮮人は臭い。帰れ」
 「辻元清美の仲間だろう」などとここに書くのも憚れるようなひどい言葉です。後で調べると首謀の青年は先日の鶴橋での在特会の反韓反中のデモをしていた メンバーでした。

 歩道と車道を分ける柵に括りつけた「原発ゼロ上牧行動」などのバナーや映画の上映会のポスターを「法律違反だ」と剥がそうとします。
 いつもは私服の警察官3、4人が遠巻きに私たちの行動を監視しているのですが、彼らとの中に割って入ってくれて妨害を止めようとしてくれました。警察官 の数も私服、制服合わせて十数人になっていました。

 妨害する方は「違法行為だ帰れ!」「帰れ!」の一点張りです。

 私は妨害に直接立ち向かうことはできませんでしたが、なんとか予定の19時まで睨み合いの中、抗議行動を終えることができました。映画の案内ビラの多く を残したままでしたが。

 こんな騒動に商社も敗者もありません。
 老人ばかりが「原発は要らない」と小さな声を挙げている現場を荒らして大衆と反原発運動に楔を打ち込もうとしているのです。猛犬が子犬をいたぶるような 行動が大衆の支持を受けられるはずがありません。
 私たちも非暴力・不服従の賢い闘い方を学ばねばなりません。


 敵が誰であるかは良くわかりません。
 分かることは一つ、十人足らずの老人たちが月に二どささやかに「反原発」「関電の八木社長は大飯原発を止めて」という小さな声を挙げていることが誰かの 脅威になりつつあると言うことです。
 このことには自信を持ちたいと思います。

←Back  Archives  Mail  Home  Next→ To
inserted by FC2 system inserted by FC2 system inserted by FC2 system