前 回（06/04/24）に続いて、サイク リング環境について書いてみます。
　今回は、ドライバーにお願いしたいことなどを。

◆道路は利用者みんなのもの
　道路はみんなの共有物です。あなた達に優先的な使用権が与えられているわけではありません。（一般道では）
　道路の利用者の中ではあなた達自動車が一番の強者です。
　バイク、自転車、荷車、歩行者、、、男性、女性、子ども、老人、、、とあなた達と比べ物にならない程の弱者と共存しなければならない空間だという気持ち で運転をしてください。

◆不法な駐停車はしないで
　駐車や停車禁止の場所では駐車や停車をしないでください。
　歩行者や自転車などの交通弱者には、何気なく停められた車が大きなブラインドとなり危険な状況を作っています。
　横断歩道付近に車があると、歩行者は亀のように首を出して安全を確かめながら横断しなければなりません。

　車道を走行する自転車は、後続の車を確認しながら進行しなければなりません。狭い道では止まって後続車をやり過ごさねばなりません。停められた車のドア の動きも怖いものです。

◆クラクションで脅さないで
　「そこどけ、邪魔者！」みたいに、自転車を追い越すときにクラクションを鳴らすのを止めてください。
　それは「危ないよ、気をつけて」のように優しくは聞こえません。

　「車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止す るためやむを得ないときは、この限りでない。」と道路交通法５４条に定められています。
　弱者への威嚇のための使用などもってのほかです。

◆幅寄せをしないで
　意識的にするのか、無意識なのか、どちらにしても自転車を追い落とすような幅寄せをしないでください。
　あなたの進行に自転車が邪魔になっているのでしょう。だからといって、自転車と車が触れるほどに寄ってきて自転車がふらついて転倒すれば「ざまあ見ろ」 と逃げていくのですか。

　あなたの走行に右側に余地がないのなら速度を落として追い抜いてください。

◆右左折の意思表示は速めに
　ウィンカーを出さなかったり、直前に出して、右左折する人が多くなっています。
　特に左折する車は自転車にとっては大変怖いのです。
　自分が左折する交差点近くでわざわざ追い越してから、自転車を巻き込むように左折する車がいます。

　道路交通法では進路変更の動作の３秒前に意思の表示をすることになっています。自転車も同様ですが。

◆道路交通法を守って欲しい
　これにつきます。
　ドライバーにお願いしたいことは、まずは交通法規を守ってほしいと思います。交通マナーなど未だその先の話です。
　あなたが不快に感じること、不安を感じること、危険を感じることを周りの人にしないでください。
　道路の通行だけでなく社会生活全般にいえることです。

　日本の道路事情が交通弱者に優しくないことは前 回（06/04/24） 書きました。
　そんな環境の中、自動車、オートバイ、自転車、荷車、歩行者、男性、女性、子ども、老人、、、みんなで共生していきましょう。

　次回は、私たち自転車に乗る人のことを書くことにします。

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◆別件 逮捕
　耐震強度偽装事件の関係者が別件で逮捕されています。
　２５日に逮捕されたのは下記の人たちです。

　◇元一級建築士：建築士の名義を貸したという建築士法違反の疑い
　◇建築会社社長と東京支店長ら４人：粉飾決算による建設業法違反の疑い
　◇確認検査会社社長ら：増資時の公正証書原本不実記載の疑い

　報道では建築会社東京支店長の弁護士が「別件逮捕」だと主張しているようですが、他からはそんな声が聞こえません。
　日弁連などからの発言もないようです。

　耐震偽装事件は速やかに真相が明らかにされなければなりません。小物も大物も犯した罪は償ってもらわねばなりません。
　しかし、別件逮捕のような人権侵害があってはならないように思うのですが。

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