残日録090716

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09/07/16 誰に投票するのか？（再）

　戦後５０年余り続いて存在してきた自由民主党の最後の姿をみるような数日来の報道です。
　国のため、国民のためと言っていた輩が、国家、国民どころか自分たちのボスも守らず、ただ職業としての「政治屋」の立場を守ろうと必死な姿は本音が見えて滑稽なものです。

　憲法９を守ろうと「憲法９条。知ってるヒトも、知らないヒトも。」がキャッチフレーズのマガジン９条の先週の記事の中に「３人の論者に聞いた　今度の総選挙、『護憲派』はどう考える？どこに入れる？」という特集があり「残日録」（09/07/08）で紹介しました。

　今度の総選挙の争点であるかのようなマスコミのキャンペーンも功を奏し、護憲派の私たちは誰に投票したらよいのだろうと悩むところです。
　「３人の論者に聞いた・・・」では、政治学者で北大教授の山口二郎さん、ジャーナリストの堤未果さん、映画監督の森達也さんが夫々の考えを述べておられます。３人の考えはオリジナルの記事を読んでいただくか、「残日録」（09/07/08）をご覧ください。

　マガジン９条の今週号の「みんなの声」には、この記事への読者の意見が掲載されています。
　都議選の結果を見ていると「政権交代のためには『戦略的な』投票行動を」という山口二郎さんの意見に賛同する人が多いのかと思っていましたが、堤未果さんの「少数政党を守る」との意見に賛同した意見が多く、堤さん、森達也さんが言及していた選挙制度の問題（小選挙区制）についての意見も何件もありました。

　「政権交代のためには『戦略的な』投票行動を」と意見には、積極的な賛同の意見もありましたが、「反民主主義な意見」などと積極的に反対を表明した意見もありました。

　「みんなの声」に掲載されて読者の声を便宜的にどの論者の意見に賛同しているかと分類してみました。
　是非、オリジナルの記事をお読みください。

山口二郎さん	堤未果さん	森達也さん
◇ 今度の選挙は政権交代につきる。 ◇民主は自民よりまし。 ◇小選挙区では自民に勝てる候補に。	◇ 自民か民主の二者択一ではない。 ◇政権交代と民主党の評価は別。 ◇一度の選挙で社会は変わらない。	◇ 民主に政権を渡してよいか。 ◇民主の中枢は元自民の人たち。 ◇死票になっても護憲政党に。
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※分類し難い意見も数件あり除いています。

　マガジン９条の読者のような「護憲」（ちょっと違和感あり）意識の高い人たちの中にも、とりあえず政権交代を選択、民主党政権ではすぐには改憲はないだろうとの楽観論が多くあるようです。

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