10/06/20 消費税増税反対
雨模様のぐずつい
た天気でしたが、一日雨も降らずに済みました。
自転車での遠出もできず、天王山に登ってきました。いつもと違うルートを久しぶりに歩くと森林作業用に山道が整備されていて迷いこんでしまいました。
小さな山塊で無駄な上り下りを繰り返しよい運動になりました。携帯電話の付属機能の万歩計は2万歩を記録していました。
先日の残日録(10/05/30)で少し紹
介した東
京外大の伊勢崎賢治さんと家族会(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)の元事務局長の蓮池透さんの対談の内容がマガジン9条のサイト(平
和と和解 その困難と希望)に掲載されていました。
週刊朝日(5月25日号)のコラム(コンセント抜いたか)に嵐山光三郎さんが面白いことを書かれていました。
嵐山さんが出版社に勤めていた頃、弁のたつ上司がいて会議などでは目立ったがその上司の企画した書物は売れなかった。そうするとその上司は「悪貨が良貨
を駆逐する」と良心的な書物が俗悪な書物に駆逐されたと弁明する。
その上司がよく使った言葉に「まさに××をする」の「正に」と「ある意味では××」である。
「まさに・・・」は論を強調するときに使われ「ある意味では・・・」といっておけばあらゆる失言が許される詭弁のツールとして使われる
民主党代表選の演説で菅直人首相が「まさに・・・」「ある意味では・・・」を連発していたそうです。
それを聞いた嵐山さんは鳥肌がたち、もとの上司の悪霊が出てきたかと思われたそうです。
菅直人には攻撃にはたけているが信義がない。菅直人は無反省であるとこき下ろされています。
「消費税の増税はまさに強い経済を目指すもので、ある意味では強い社会保障のためでもある」と菅首相が言っているかどうか、消費税増税の声が一気に高まり
ましたが、選挙戦術としては不利ではないかとの思惑もあり民主党内から不調和音が聞こえてきています。消費税隠しとも言えそうです。
◆不平等、弱いもの苛め
消費税は所得の低い人に重く、所得の多い人に軽い逆進性の
高い税金です。
下のグラフは「消費
税をなくす会」のホームページに掲載されているものです。
@所得が140万円の世帯ではそのほとんどが生活に消費されてしまいます。言い換えれば消費税の課税の対象です。
A1380万円の世帯では凡そ40%が消費されるだけです。
B消費税率を5%として、
所得が450万円の世帯 :消費税額約6.9万円、所得に対する税の割合約5%
所得が1380万円の世帯:消費税額約27万円、所得に対する税の割合約2%
弱いもの苛めの税といわざるを得ません。
◆他に財源はある
民主党は消費税の増税は国の無駄を削ってからと言ってい
ました。逆立ちしても鼻血も出ないほど無駄は省かれたのでしょうか?とてもそうは思えません。
軍事費は手付かずのままではないでしょうか。
駐留米軍への思いやり予算にも手付かずではないですか。
そして政党助成金も返納すればよいのではないでしょうか。
もう一つ官房機密費も、機密などどこにもないのではと思わせる使い道です。これも返納してください。
今度の参議院議員選挙の争点となるかどうかは別にして、明確に「消費税増税反対」の勢力に躍進して欲しいとおもいます。
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