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14/05/14 朝日俳壇、歌壇より
頭は中々すっきりしないのに、体はバタバタとしています。
９日の金曜日はTwitNoNukes大阪の呼び掛ける関西電力本店前での原発再稼動に反対する抗議行動に参加してきました。
１００人ばかりの参加者が「原発反対！」「再稼動反対！」などと訴えました。
１０日の土曜日には近鉄奈良駅の駅前で差別主義者が移民受け入れ政策に反対すると銘打ったヘイトスピーチを行いましたので、それに反対の声をあげるカウ
ンターに参加してきました。
近鉄奈良駅前は国内外の観光客が行き来する場所です。そんな中で朝鮮人が増えれば犯罪が増えるなどと差別発言のオンパレードでした。集まった差別に反対
する人たちは大きな声で「差別主義者は帰れ！」と彼らの差別発言を掻き消しました。一部の人たちは通行する人たちに差別主義者のこと、それに反対している
ことを説明するビラを配って理解を広めていました。
翌１１日は在特会らが大阪市内でデモと街頭宣伝をやりました。デモも街頭宣伝も差別発言だらけでどうしようもない奴らでした。
奈良で大声を出し過ぎたのか声が枯れていましたが「ヘイトをやめろ！」「レイシストに居る場所はない！」などと叫んできました。在特会の会長と言われる
男は
難波の人混みを指して「朝鮮人は土下座しろ！」と訳の分からぬことを言っているのです。
２時間の予定の街頭宣伝を１時間で切り上げさせました。大音量のトラメガよりカウンターの声が勝ったようです。
そして昨日は、原発ゼロ上牧行動でした。
１０人ほどの参加者でした。スピーチの美味い方もおられ中々盛り上がりました。
日曜日の朝日俳
壇、歌壇の紹介が水曜日とは情けないことですが、１１日付けの朝日新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介します。
◆朝日俳壇
◇気ままなる蝶を眺めてゐる気まま（藤岡市・飯塚柚花：長谷川櫂選）
蝶は何にも捉われないかのように自由に飛んでいる。
◇迷ふことあるかに小蝶ひららひら（深谷市・新井章有：長谷川櫂選）
こちらの蝶は「迷い」があるようです。「ひららひら」が楽しい。
◇花筏拗ねて流れに乗りきれず（千葉市・鈴木正義：大串章選）
皆と同じように流れに乗れない花筏は拗ねていたのか。納得です。
◇神も逃げし春の原子炉沈黙す（東京都・無京水彦：金子兜太選）
神の居なくなった原発事故の収束は人間がやるしかない。でもできるのだろうか？
◇麦は穂に吾は吉野の旅終へし（久留米市・永松伶子：金子兜太選）
今年こそは吉野の桜を見に行こうと思っていたのですが叶いませんでした。旅の後の作者の興奮が分かるようです。
◇春休みかいこのような孫と旅（昭島市・有松順子：金子兜太選）
「かいこのような」孫とは可愛いこと。私も２歳の孫と１泊の旅をしたことを思い出しました。
◆朝日歌壇
◇東電のテレビ会議の記録映像（ドキュメント）あの時我は給水の列に（福島市・井本昌夫：佐佐木幸綱選）
こうして県民は被曝させられた。
◇原発に頼る小さな県庁に新卒の孫は税の職得し（京都市・吉岡節雄：佐佐木幸綱選）
原発に頼る自治体は都庁でも府庁でもない県庁でしかない。そして貧しいことである。
◇攻撃を受けおる友に手を貸さば当事者とならむ国家とて同じ（三原市・岡田独甫：高野公彦選）
集団的自衛権を行使すると言うことはこういうこと、戦争の当事者になるということ。そんな覚悟があるのだろうか？安倍さん。
◇一人暮らしだけど一人になりたくて深夜一時のファミレスにいる（大阪市・安良田梨湖：高野公彦／永田和宏選）
良いなこんな歌。一人暮らしでも一人っきりの空間と他人がいる中での一人とは違うもんな。
◇親からは二つ離れた吊革で中学生が景色を見ている（さいたま市・黛衛和：永田和宏選）
こんな景色見たことがある。きっと男子中学生だろう。
◇留守番の掃除ロボット動き出す音を聞きつつ買い物に行く（摂津市・内山豊子：馬場あき子選）
おいロボット、ちゃんと留守番してるんだぞというような感じでしょうか？
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